お店の窓から毎日ひょっこり。
あの人がいるから、あのお店のアレがあるから代々木上原に行きたい、暮らしたい!と思える名物をピンポイントでご紹介する連載企画第15回目。
今回の主役は、「Color at Against(カラアゲ)」オーナーの高橋さんからご紹介いただいた「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH(スピークイージー サルーン ビューティースミス)」の看板犬、フレンチブルドッグの「ナティー」です。
「スピークイージーというサロンにいる、フレンチブルドッグのワンちゃんが超かわいいんです。ずっと外を眺めてて、通りがかった人がワーって手を振ったりすると、ずっと吠えてる(笑)。自分も含め、つながりのあるブランドやお店の人も、よくそこに髪を切りに行ってて。サロン自体の雰囲気も最高なのでぜひ遊びにいってみてください」ーColor at Against(カラアゲ)高橋さん
代々木上原と代々木八幡をむすぶ地蔵通り商店街にあるサロン「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH(スピークイージー サルーン ビューティースミス)」。真ん中の窓をよくみると、、
いました。
まじまじと通りを眺めています。
お店にお邪魔すると、タタターっと駆け寄ってきてくれまして、挨拶がわりに足首をはむはむしてくれました。(ドッグラバーとしてはとてもうれしい歓迎)
「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH」のみなさま。左から、スタッフの竹澤さん(@sk831th)、オーナーの長尾圭さん(@keiphotostyle)、せりさん(@serinatty)ご夫妻。
“SPEAKEASY”とは、1920年代のアメリカ、禁酒法時代にあったもぐり酒場の俗称。
「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH」は当時のもぐり酒場をコンセプトにしたビューティーサロン。店内の什器なども当時のアンティークをそろえ、かくし扉を設置し1920年代アメリカにあったであろうサロンの空気感を再現しています。
お客さんの男女比は、おおよそ5:5。いわゆる美容室やサロンだと女性の方が多いところが大半ですが「雰囲気やコンセプト的に、男性受けがいいのかなとおもいます」と長尾さん。土地柄、海外の方や、デザイナー、アパレル関係、映像や写真関係などのお仕事関係の方が多く訪れる一方、近所の子どもたちも髪を切りにきたりと地域の人々からも愛されているサロンです。
>>「SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH」Instagram
サロンがオープンしたのは、2013年の10月。ナティーとオーナーご夫妻が出会ったのは、さらに前のおよそ9年前。それぞれ原宿のサロンで働いていたころ、奥さんが勤めていたお店では5匹フレンチブルドッグを飼っていて、そのなかの1匹だったそうです。はじめ、ナティーの世話は別の男性スタッフが行っていたところ、1歳になるタイミングで奥さんがお世話係に。そこからずっと、仕事場でもお家でも毎日一緒に過ごしています。
なぜか、犬が苦手なナティー。
お店がオープンすると、ナティーの定位置はだいたいこのベンチ。だいたい寝ているか、窓の外を眺めているそうです。あとは、お店の忙しさにかかわらず、急に、遊んでくれ〜というテンションになるときもあるといいます。
窓の外を眺めていて、必ず反応するのは、犬が通ったとき。かならず吠えるそうで、散歩しているときに他の犬と出会っても全く打ち解けないそうです。そのため、犬のともだちはいません。
あとは最近になって、お店の前に車が止まりそうになると吠えるようになったそうです。さらにナティーの鳴き声はやや特徴的で、ワンワン!やキャンキャン!などではなく「ブオーーーン」といいます。髪を切りにきたお客さんも「なに今の!?鳴き声?」と驚き、場が盛り上がります。
どんくさくて、寂しがり屋で、あまえんぼう。
ナティーの性格をひとことで言うと、どんくさくて寂しがり屋であまえんぼう。犬が好きなひと、ナティーのことを好きなひとに対しては、自分から駆け寄り、カット中に膝の上に乗ることもあるといいます。
散歩をしているなかで、特にテンションが上がるのは、近所のアンティークショップ「ARKESTRA(アーケストラ)」に行くとき。店主の牧野さんがとてもナティーのことをかわいがってくれるので、ナティーも牧野さんのことが大好きなのだそうです。近くまでいくと、あっちに行こう!と自ら「ARKESTRA」に向かうそう。
ヨダレがよくでます。
「あ、いまだんだん、遊んでくれ〜のモードになってます」のときの顔
ボール遊びをすると、肉球から血がでるまで走り回る
特に好きな遊びは、ひっぱりあいとボール遊び。「特に、ボール遊びはやばいです。サッカーボールを与えると、ずーーーと全速力で延々と走り回ります。ボールが好きすぎて。ほおっておくと、肉球から血がでるまで走ります」と長尾さん。
いまナティーは10歳で、犬の世界ではおばあちゃん。ここ最近はボール遊びはさせていないそうです。
その他、「ナティーにまつわる気になること」を一問一答形式でお届けします。
答えてくれたのは、オーナーの長尾さん。
Q.ナティーの好きな食べものは何ですか?
基本的にドッグフードを食べていますね。
Q. ナティーがよく行うことは何ですか?
半ズボンだったり、足首がでていると、はむはむと舐めます。塩分を補給しているのか何なのか、必ずやりますね。
Q. 家にいるときのナティーと、サロンにいるときのナティはなにか違いますか?
家に帰ると完全に寝るモードです。ほとんど寝ています。
Q.ナティーがいることによって、サロンにはどのような影響がありますか?
犬が好きなお客さんにとっては、癒やしを与えてくれているかなと思います。僕たちにとっては、そこにいることが当たり前になっているのですが、たまにシャンプーのためにペットショップに預けていてお店にいないと、あれ、、なんだかすごく寂しいぞ….!となります。
<その他、サロン内の様子>
フレンチブルドッグの置き物。
ナティーが夏の時期になると入るゾーン。かつてシカゴの銀行で使われていた窓口の什器をゲージとして使用。
よくみると「シカゴ」と書いてあります。
ナティーさん、取材と撮影、ご協力ありがとうございました!
SPEAKEASY SALOON BEAUTYSMITH
【住所】東京都渋谷区元代々木町8-7 1F
【TEL】03-6804-8049
【営業時間】平日 / 10:00〜21:00 日曜日 /10:00~19:00
【定休日】毎週火曜日、第1、第3水曜日
【URL】http://speakeasysaloon.jp
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