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4月13日。starRo & Iman Europe LA拠点のアーティスト2人が彩るOPRCTの夜

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グラミーノミネートから早2年。今もなお躍動を続ける超絶プロデューサーstarRo

4月13日(土)、代々木上原のOPRCTで日本人プロデューサー・starRo(スターロー)とシンガーソングライター/ラッパー・Iman Europe(イマン・ヨーロップ)が共演することが決定しました。両者ともにLAを拠点にしつつ、世界を股にかけて活躍を続けるアーティストです。前回のOPRCTではBIGYUKIAnna WiseのNYコンビが炸裂していましたから、“今度はLAで”と地域性を表現する意味合いもあるかもしれません。相変わらず素晴らしいブッキングをかましてきます。
■前回のOPRCTで行われたライブはこちら!■

1月19日。OPRCTオープニングイベントレポート! BIGYUKI × OPRCT 代々木上原に到来した未来

2人の才人を迎えられたことを記念し、僭越ながら彼らの素晴らしさについて語ってみようと思います。まずは日本人アーティストのstarRoにフォーカスしましょう。

まずは先日公開されたStarRoのインタビュー映像をどうぞ!

グラミーノミネートという快挙を成し遂げたstarRo

代々木上原,OPRCT,starRo,Iman Europe
2016年の末、ある日本人がグラミー賞にノミネートされたことにより広く話題を集めました。最優秀リミックス・レコーディング部門へのノミネートは、日本人としては異例の快挙です。同じくLAで活躍するThe Silver Lake Chorusの「Heavy Star Movin」という曲をリミックスし、グラミー選考委員の目にとまりました。それがstarRo。

The Silver Lake Chorusは24人のシンガーから構成されており、文字通りコーラスを主体とするグループであります。多数の人間の歌声をマスター音源としてミックスするのも一苦労ですが、リミックスとなると更に難易度が上がるわけです。原曲に収録されているそれぞれの声を活かしつつ、自分のカラーを出さなければいけない。そんな激ムズ案件でグラミーの候補にまでたどり着けたことは、称賛されてしかるべき功績です。称賛に輪をかけて称賛されるべきです。しかもこのときのノミネート作品一覧を見ると、恐ろしい強豪がひしめき合っているのです。いやまぁ音楽界最高の栄誉ですから当然と言えば当然なのですが、改めて見ると本当に凄い面子。UKダンス・ミュージックシーンでエース級の活躍を続けるJoe Goddard(ジョー・ゴッダード)に、あらゆるジャンルを越境するUSの魔人Kaskade(カスケード)。そして実際に受賞と相なったのは、ポルトガル人プロデューサーのRACでした。天才だらけと言うか、天才しかいない。ちなみに、RACは同賞を受賞する前からリミックスの権化のような人物でした。

starRoはこんな恐ろしいラインナップに放り込まれ、ショーレースを戦ったわけです。グラミーにノミネートされる。それがどれほど偉大で、驚異的なことなのか、候補を眺めると分かります。

さて、元来のstarRoの音楽についてですが、それはもう幅広い作家性に基づいて制作されています。ハウスにフューチャー・ソウル、インディー・R&B等々、様々な垣根を飛び越えながら“今のサウンド”を追求しているのです。フランク・オーシャンなど、グローバルな音楽シーンの最前線と共振しつつ、同じ日本人アーティストAmPmらと組んでローカルからも世界を狙う。この両軸を持っているプロデューサーはなかなかいませんよ。

starROのまず聴くべき音楽

独断と偏見でstarRoの曲を5曲ほどセレクトしますので、ぜひお楽しみください。ひとつ残らずお聴きください。ちなみに筆者はハウス大好きマンです。


starRo – I Wish Feat. Jonah4lyfe


Gavin Turek – Don’t Fight It (starRo Remix)


starRo – Fantasy feat. Bosco


starRo – Kakurenbo Feat. Chara


starRo – YAMS feat. Masego
いやー素晴らしい…。さらっとMasegoのようなビッグネームを呼べるのも凄くないですか?彼、今は「次のAnderson. Paakだ!」なんて言われるようなアーティストですよ。アブストラクトなビートから突然4つ打ちにシフトする感じがたまらんです。もうね、たまらんです。既存の作風やルールにとらわれない方法論が、いかにも“L.A.”という気がしますね。BrainfeederStones Throwのような気鋭レーベルも同じ西海岸にありますから、彼らと共振する部分もあるかもしれません。

ネオソウル~現行R&Bへ鮮やかに結実したディーバ、Iman Europe

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あい対するは、同じくLAを拠点に活動するIman Europe。90年代のネオ・ソウルを通過しているリスナーは、エリカ・バドゥやジル・スコットを想起するかもしれません。ヒップホップのグルーヴでソウルフルに歌い上げる様は、まさしく往年のディーバのそれ。しかしながら、彼女はそれだけにとどまりません。めちゃくちゃ“今”なのです。90年代になかったトラップの感覚(チキチキ鳴っているハイハットの音など)も持ち合わせている。オールドスクールとニュースクールの両軸が、彼女の中に根付いているのですね。starRoとはまた違うベクトルでハイブリッド。

4月13日は代々木上原のOPRCTへ

冒頭に引き続きもう一度繰り返しますが、OPRCTは素晴らしいブッキングをして下さった。ありがたや。BIGYUKIのライブも素晴らしかったけれど、今回もきっと極上のパフォーマンスが私たちを待っているに違いありません。ユラユラ揺れながら、あるいは没頭しながら、はたまた音楽の衝撃に打ちひしがれながら、この日の夜を楽しみましょう。

■INFO■

LIVE INFORMATION
DATE: 2019.04.13 sat.
TIME: 16:30 (open) / 17:30 (start)
PLACE: OPRCT (渋谷区上原1-29-10 OPRCT)
CHARGE: ¥5,000 (adv) / ¥5,500 (door) + 1 drink
CONTACT: info@sweetsoulrecords.com ☎︎03-6416-8690
MORE INFO: https://starro-iman.peatix.com

text:YUKI KAWASAKI

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