代々木上原とその周辺には、生き方とカルチャーがつながっている人が多い
この流れで上原の話に繋がるの、かなりシビれます。ありがとうございます。
音楽は音楽で、DJやってます!みたいなひとって日本にはいっぱいいるじゃないですか。それはそれでいい音楽を生みだしているのは素晴らしいんですけど、食に興味なかったりとか、飲むものに興味なかったりとか、健康志向じゃなかったりとか、自然に対して何も興味がなかったりとか。大雑把にヨーロッパの人々と比べるのもアレなんですけど、日本では、分断されているものをつなげて豊かにしていかないとおもしろくないなってのは本当に思っているんです。
いまこの時代に「すてきな人」ってどういう人なんだろう?と思ったら、確かにそのあたりのバランスが絶妙な人です。
そうなんです。上原やその周辺には、ちゃんと「つながっている」人たちがたくさんいるんです。前回の丸山さんとかも、お会いしたことはないですけど、お店によく行かせてもらったりするなかで、スタッフや周りの方々から、音楽も好きで、っていう話もよく聞きます。「パドラーズコーヒー」の松島さんも、コーヒーだけじゃなくて、アートや音楽、ストリートカルチャーをお店全体へ見事に落とし込んでいる。具体例を挙げるとキリがないですけど、、わかっていただけます?
すごくわかります。上原の魅力を言語化していただけて鳥肌がたってます。そんな上原で、今後やっていきたいことなどはありますか?
アナログレコード製造は、つきつめると職人技・物作りの世界なので、よりクオリティを高めるために、いずれは自社工場を持ってカッティングやプレスをできるようになりたいと思っています。まだまだ予定が決まっているわけではないので、あくまで理想なのですが、代々木上原周辺でカッティングスタジオを持てるといいなと考えています。
おおお!それはめちゃくちゃおもしろそうです。
クラフトマンシップや、音楽のにおいのする場所。本当にまだまだ理想ですが、僕らとしてはそういうところを目指してやっていきたいっていうのをみんな思ってやっています。
最後に、恒例の質問で締めさせていただきます。代々木上原を、ひとことでいうと?
「可能性」ですね。いま暮らしているひと、これから暮らす人、お店をはじめる人次第で、まだまださらにおもしろくなっていく余白があると感じています。外からの人が入りにくい空気もないし、何か意思を持って取り組みをやっていると、どんどん人も紹介してくれる。僕も、その可能性の一部になりたいと思っています。
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