1点ずつ選びぬかれたベーシックアイテムが並ぶ古着屋「stella vintage&clothing」
-こちらのお店は現在閉店しております-
次に向かったのは、代々木八幡駅前、改札出口から道路を渡ってすぐのところにある古着屋「stella vintage&clothing」。
「2年ほど前に出来た古着屋さんで、ベーシックなアイテムがバランス良くセレクトされていてよく通っています」
お店は、建物の2F。階段を上がって扉をあけると、、
奥行きのある空間に、さまざまなアイテムが並んでいます。
レディース6割、メンズ4割ほどのバランスです。
「近所に古着屋さんができる、というだけでも嬉しいのですが、ここは1点ずつしっかりと選んで買い付けてあって、30代の自分にとってもストライクゾーンのアイテムだらけなんです。60~70~80年代の古着は景気が良かったときのプロダクトも多くて、いい素材を使っていたり、手の込んだ縫製の技術が使われていたり。眺めているだけでも楽しいです。ここに並んでいるアイテムは特に、タグを見るとみたことのないブランドだけど、良質なファクトリーブランドのものだったりと、しっかりとモノを基準にセレクトしてあるのが良いです」
「ヨーロッパの古着もたくさん揃えています。代表の宮杉がすべて買い付けを行っているのですが、レディースもサイジングなど絶妙なんです」とスタッフの渡辺さん。「stella vintage&clothing」ができたのは2016年の9月で、その後立て続けにこの周辺で4~5軒ほど古着屋さんがオープンしたそうです。
岡田さんがこの日気になった、ミリタリーパンツ。「もともと固い生地だったとおもうのですが、履き込まれていて、クタッと感がでている上に状態が良いです。買おうかなぁ。。」と迷われていました。ちなみに取材陣も「めちゃくちゃ良い古着屋さんですね!」と興奮しまして普通にお買い物をしました。
手に入りにくいレアなTシャツも見どころです。最新のアイテム情報はInstagramを要チェック!
stella vintage&clothing (閉店)
【住所】東京都 渋谷区 富ヶ谷 1-53-3 Fビル2F
【TEL】 03-6804-8131
【URL】https://stellavintage.shopinfo.jp
岡田さんの事務所へふらり寄り道
「事務所、すぐ近くなので寄っていきますか?」ということで、岡田さんが日々働く〈HANDROOM〉の事務所にもお邪魔しまして、洋服づくりについてお話をうかがいました。
そもそも「パタンナー」とは、デザイナーが描いた平面のデザイン画から、パターン(型紙)を作成し、洋服になるまでの生産を担うお仕事。〈HANDROOM〉には、国内外のコレクションブランドからファストファッションメーカーまで、幅広く数多くのブランドの服作りに携わってきた岡田さんの理想が込められているといいます。
「実際に洋服づくりを行う上で、こういったつくり方が理想、というのはたくさんあるのですが、量産体制や予算の都合で、どうしても諦めなくてはいけない部分が出てきます。〈HANDROOM〉では、これまでお世話になってきた、国内で最高峰の技術を持つ工場や職人さんに依頼して、できる限りの理想を詰め込んだ服作りを行っています」
「見た目としては本当になんでもない感じを目指していて、ジーンズは場所によってステッチの糸を使い分けたり、シャツはボタンホールを刺繍縫いといってひときわ丈夫にしたり、十年単位で付き合っていくような服作りを目指しています」
こぼれ話:メンズのパタンナー、絶滅危惧種説
ひとつ裏話ですが、岡田さんが服飾業界に身をおいていて「メンズのパタンナー」というのが絶滅危惧種になっているらしいです。「幸い自分は師匠がいて、基礎から勉強できたのですが、今そういったことを教えてくれるところもなかなかないので、、もしやる気がある人、メンズのパタンナーを目指しているがいれば、ぜひ教えたいです」とのこと。興味があるかたはHANDROOMのサイトからぜひコンタクトしてみてください!
この日、岡田さんが着ていた「首元がヨレにくい」ポケットTシャツが個人的にめちゃくちゃ気になりました。
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