ビギナーとベテランが肩を並べてレコードに触れる店内

ー外観や木目調の内観含め、お店作りにはかなりこだわりを感じます。

ここ、実は前は普通の食べ物屋さんだったらしいんですよ。ここに入ったタイミングで社長の知り合いの内装業者さんと一緒に、リフォームというか丸ごと作り変えちゃえっていうことで一から作ってますね。

ーどういうコンセプトでこの内装にされたんですか？

僕は内装に直接関わったわけではないので詳しくはわからないんですが、そんなに大きいお店じゃない分、こういったインテリアも木目調にすることで代々木上原っぽい温かい店内の感じは出ていますよね。多分そういう狙いはあったんじゃないかと思います。

ーお客さんはどんな方が多いんですか？

客層はかなり幅広いですね。10代の学生さんとか20代前半の若い方もふらっと立ち寄られますし、逆にレコードが好きな40代以上の方も多く来られます。ちょうど昔からレコードを聴いてきた世代の方と、最近になってオシャレなものとしてレコードを聴き始めた若い世代の方とがバランスよくいらっしゃいますね。

嗜好品を取り扱うお店としてオンリーワンな存在へ

ー半年ほどこの店舗に勤められてるということでしたが、代々木上原の街の印象はどうですか？

当初抱いていた印象より若い方が多いなというのと、外国の方のご来店がすごく多いです。この西原商店街はお米屋さんとか酒屋さんとか地元に根付いた感じのお店が多いイメージがあると思うんですが、実はちょっと探せばさっきも話に出た「Paddlers Coffee」とか古着屋の「paletown」みたいな新しくてオシャレなお店もいろいろあるんですよね。だから代々木上原と幡ヶ谷のちょうど中間ぐらいでそんなにアクセスがいいわけじゃないけど、わざわざ足を運んでもらえているのかなと思います。

ーちなみに池田さんがよく行かれるお店も教えてもらえませんか？

ランチだと近くにある「東寿司」っていうお寿司屋さんはたまに行きますよ。あと、今年に入って出来た「wineshop flow」というワインのお店、オススメです！幡ヶ谷の方にちょっと行ったところにあるんですけど、ここの内装もうちみたいに木目調のテーブルとカウンターがあって、奥にはワインセラーがずらっと並ぶオシャレなところで。ワインもすごく美味しいものが揃ってます。

ーお酒は結構飲まれるんですか？

飲みます！でもDJの仕事の時にしこたま飲むんでプライベートではあんまり飲まないんですけど（笑）。

ここでちょうど出勤された店舗スタッフの石渡さん。「merimeriyeah」というバンドでドラマーとしても活躍中！

ーなるほど（笑）。そして地元に根付いたお店の中に、新しいお店がいろいろ出てきているという話でしたが、そんな地域の中でどういう存在として認知されたいですか？

この街には食べ物屋さんが多いんですが、その中でレコードという嗜好品を取り扱う店としてオンリーワンな存在に少しずつなってきているんじゃないかなとは感じていて。レストランで食事して、コーヒー飲んで帰る、というこれまでのこの街の楽しみ方の中に「ELLA RECORDSを覗いていく」という選択肢が出てきているんじゃないかなと。そういう意味でも街歩きの途中とか仕事帰りとか、ふとした時に音楽を聴きながら話したり休憩したりできる場所としての価値も提供していきたいですね。もちろんレコードを買いにお越しいただく方もいれば、そういうライトに空間を楽しみに来る方もいる。そんな立ち位置でいられたらいいんじゃないかなーと思っています。

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