Nao Yoshiokaジャパンツアー開催!
東京からNYに拠点を移し、世界で活躍する日本人R&BシンガーNao Yoshiokaが、最新アルバム「Undeniabe」を提げた日本ツアーが開催!。
これを記念し、Naoさんご本人が彼女が愛してやまない「ノート」を彼女自身が制作し、それをツアーグッズにしてしまおうという試みが発足。今回はそのノートができるまでを取材させてもらった。そこで、以前アクトローカリーでも取り上げたこちら「ハイナインノート」へ!
Nao Yoshioka、ノートに託した想い
「代々木上原は大好きな場所だけど、こちらに訪れるのは初めて」というNaoさん。
今回のアルバムのテーマは「Undeniable」。“否定できない”という意味をもつ今作には、Nao Yoshiokaがもつ否定できない衝動的な感情を凝縮したのだそう。
SNSが生活の中で大きな役割を果たす現代に、つい何者かを演じてしまったり、真の気持ちを打ち消してしまったりすることもあるのではないか。けれども時には、心の声を聞いて自分自身の素直な”衝動”に従って生きていくことも重要なんじゃないか、というメッセージが込められている。メジャーデビューや大型音楽フェスへの出演など着実にキャリアを積み上げてきた彼女だが、その影では社会が求める自分と、自分が心の底から求めているなりたい自分との間での葛藤が続いていたという。そんな葛藤が湧き上がる度に、デビュー前から書き続けてきた分厚いノートがある。
「これだけデジタルな時代でも、やっぱり私は、書かないと記憶に残らないんです」。学生の頃から書き綴ったノートは日本活動時代分で数十冊を超え、今住んでいるNYでは5冊目になるという。
歌詞やメロディーだけでなく、その時の葛藤や混沌とした気持ちを書き留めて見返してを繰り返すことでどんどん思考が整理されていくと彼女は言う。書きためたメモは全てEvernoteに保存するが、まずは自らペンを取り“書く”という行為は欠かせない。
Nao Yoshioka “Undeniable” Trailer
書くことへの熱量を誰よりも大切にしている彼女が今回、ニューアルバムのリリースツアーで日本のファンの皆さんへツアーグッズとしてお届けしたいとおもったのは、やはりノートブックだった。
そしてオリジナルノートを製作するにあたって、欠かせないポイントは4つ。
①重くないこと
②自分が書いたことが違うなと思った時、気軽にページをとり外せるリングノートであること
③表もしくは裏にポケットがついていること
④閉じられるバインダー的なパーツがついていること
さすがのこだわりっぷり。果たしてそれが実現できるのか、同行したスタッフ陣を不安にさせつつも、我々は富ヶ谷交差点からすぐそばの印刷会社「ハイナインノート」さんへ。
ハイナインノートさんの詳細は、以前の取材記事でも紹介しているが、まず実際に訪れて驚くのが、ノートを作るにあたって選べるオプションの種類がとてつもなく多いこと・・・!
表紙は色・素材さまざまで40種以上、用紙の種類は6種、リング製本かテープ製本かを選べて、ゴムバンドや丸タックをつけることもできれば、ノートに合わせた封筒もセットにできたり、作成できるノートのバリエーションは総計なんと10万通り以上。
いざ、オリジナルノートづくりへ
「まって、どうしよう。こんなにワクワクすることある?」
訪れて開口一番、Naoさんの興奮が止まらない。
今回、Naoさんのオリジナルノートづくりをご案内いただいたのは、ハイナインノートの穴田さん。
いつもは企業のオリジナルノートから、名刺、パンフレットなど、印刷にまつわることならなんでもおこなっているなかで、用紙や製本などの過程で、自分で素材を選ぶ楽しさ、印刷過程のおもしろさを知ってもらいたいというおもいから、オリジナルノート事業がはじまったという。
早速オーダーシートを手に取り、悩みに悩み始めるNaoさん。
まず、サイズはB5とB6の2択から、持ち運びやすさを一番にしたB6サイズに決定。そして製本方法は、テープとリングから選べるのだが、彼女のこだわりポイントでもある「ページを切り外しができるリングノート」に即決。
上下だけにリングをつけ、それ以外をブランクにすることにより、文字を書いているとき手がリングに当たることを避けることができる仕様に。ユーザビリティを熟知したつくり、さすがのノート愛である。リングはシルバーを上下取り付けにすることに決定した。
彼女を悩ませたのはノートの印象を決定づける表紙の素材と色だった。今回のアルバムジャケットからインスパイアされたノートにしようということになり、紆余曲折した結果、アッシュグレーの表紙に、パープルの箔押しで、タイトルの「Undeniable」の文字を入れようという流れに。
ゴールド、シルバー、ホワイト、ブラック以外の色で箔押しをする場合は特注になるため、後日発送になるとのこと。そこで今回は「ホワイト」で文字を入れることに。
さらに彼女のこだわりポイントである「バインダー」と「付属のポケット」ももちろん欠かさない。
バインダーは、リング同様のシルバーカラーに揃えて統一感を出した。さらに、名刺やカードなどなんでもいれることのできるクリアポケット5枚セットを付属し、持ち歩きながら書いてもノートがふにゃっとならないようクラフト台紙もつけた。
ノートの要である本用紙には、無地用紙を60枚と、後半に方眼用紙20枚セット。自由にアイデアやイメージをかけるページと、方眼があることによって、図やグラフなども描きやすい仕様にしてみた。
ノート製本に突入!
さあ、素材選びをなんとか終えると、ついにノート製本へ。
慣れた手つきの穴田さんがオーダーシートをもとに、カラフルな用紙の本棚からまるで調合師のように用紙を抜き出し、Naoさんが選んだ裏表紙、リング、バインダー、用紙をするすると組み合わせていく。
自分で選んだものたちが、少しずつ一冊のノートになっていくこの光景だけでも、きっとハンドクラフトものが好きな人には、ワクワクが止まらない光景だとおもう。
製本も穴田さんの手にかかるとあっという間で、およそ10分ほどで、世界にひとつだけのオリジナルノートが完成した!
できたてほやほやのオリジナルノートを手に取る瞬間、まわりのスタッフ陣もつい歓声が上がってしまうほど、高まった。
Nao Yoshiokaオリジナルノート完成!
「使いやすさとオシャレさが両立できた自信の一冊です!」。Naoさん渾身のオリジナルノートが完成だ。
Nao Yoshiokaジャパンツアーグッズが欲しい!
さあ、こちらのノートが手に入るのはNao Yoshiokaのジャパンツアー。でも、残念ながらライブに行けなかった方のために、ツアーグッズはECサイトでも購入が可能!
そして完成したノートはこちら!
表紙にはアルバムタイトルの「UNDENIABELE」を刻印!
購入はこちらのサイトからアクセス!
ツアー詳細はこちらから。
Nao Yoshioka “Undeniable” Release Tour in Japan 2019
[東京公演]
・日程 2019年8月19日(月)
・会場 Blue Note Tokyo
[名古屋公演]
・日程 2019年8月21日(水)
・会場 NAGOYA Blue Note
[大阪公演]
・日程 2019年8月24日(土)
・会場 Billboard Live OSAKA
NAO YOSHIOKA
Official site, Instagram
NY仕込みのパワフルなヴォイスと表現力、ヒストリーに根ざしながらもレイドバックとは異なるモダンなテイストを兼ね備えた現在進行形ソウル・シンガー。2011年から単身NYへ渡りアポロシアターのアマチュアナイトで準優勝など実績を重ね日本に帰国。2013年の1st『The Light』はスマッシュヒットを記録し2015年には全米でもリリース。日本では同年2nd『Rising』でメジャーデビューを果たした。更に2016年にはアメリカの「Capital Jazz Fest」で2万人規模のメインステージに出演し、同年9月リリースの3rd『The Truth』ではアリシア・キーズらを支えた名プロデューサー/ライターたちと共作。2018年には米国のブッキングエージェンシー「Maria Matias Music」と契約し活動拠点をアメリカに移転すると『The Truth』を全米を含む世界でリリース。収録曲“I Love When”は、ビルボードUrban Adlut Contemporaryチャートにて32位を獲得するなど、世界標準のシンガーとして活躍中。
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