緑が少ないと思われがちな代々木上原などの東京都内ですが、実は古い歴史を持つ大きな公園がたくさんあるのをご存知ですか?
どの公園も古くから地域の人たちの憩いの場として楽しまれるだけではなく、春にはお花見、秋には紅葉と多くの人の目を楽しませています。
そこで今回は代々木上原からやや離れている公園をご紹介します。
少し足を伸ばしてでも訪れる価値がありますよ。
1.駒場公園
駒場公園は現在の石川県である、加賀藩の当主前田利為の居宅跡に作られた公園です。そのため公園内にはおしゃれな洋館と、歴史を感じさせる書院造の和館があります。
建物は当時の建築様式の贅を尽くしたもので、和館の方はその建物の美しさから、当時の外交の場として華やかな社交場になっていました。現在は一階が一般開放されており、茶室と和室は利用することもできます。茶室と和室からは美しい庭園を望むこともできるので、歴史を感じながら、落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
公園内は広大な芝生と様々な樹木が植えられており、特に春になると公園内に植えられたソメイヨシノが花をつけ始め、絶好の花見スポット。都内でも花見ができる公園として有名で、毎年多くの人が訪れます。ソメイヨシノ以外にもタカトオコヒガンザクラも有名で、菜の花との共演を楽しむこともできます。
和館の北側には「日本近代文学館」も併設されており、日本の明治以降の近・現代文学に関する資料が集められています。石川啄木の直筆ノートや川端康成の生原稿など、文学ファンにはたまらない場所になっているので、こちらも併せて訪れたいですね。
駒場公園
【住所】 東京都目黒区駒場4-3-55
【公開時間】 9:00~16:30
【休館日】 月曜(月曜祝日の場合は翌日)・年末年始
【web】http://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/koen/komaba.html
2.代々木公園
代々木公園は若者のおしゃれスポット「原宿駅」から徒歩3分の場所にある、区民の憩いの場です。古くは日本陸軍の練兵場として作られ、近年では東京オリンピックの選手村としても使用されてきました。様々な樹木や花が楽しめるA地区と、陸上競技場や野外ステージがあるB地区に分かれています。
公園内では自転車の貸し出しを行っており、公園内を自転車で巡ることができます。さらにはドッグランもあるので、愛犬と思いっきり身体を動かすこともできますね。
A地区は桜の名所としてして知られ、都内でも有数の花見スポットです。さらに秋には美しい紅葉も楽しむことができます。広大な森林公園は、近くにある明治神宮とともに緑のオアシスを作っています。噴水や水回廊もあるので、水と緑に触れながらゆったりとした時間を過ごすのにもぴったりです。
B地区は様々な競技大会やイベントが行われており、キッズフェスタやフリーマーケット、野外コンサートなどを年間を通して楽しめます。野外ステージ近くには売店もあるので、軽食からアルコールまで豊富なメニューがそろっています。こちらもイベントとともに楽しみたいですね。
代々木公園
【住所】東京都渋谷区代々木神園町、神南二丁目
【営業時間】常時開園
【定休日】サービスセンター及び各施設は年末年始は休業
【web】https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index039.html
今回は2つの公園にクローズアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか。どちらも歴史を持つ古い公園でしたね。東京の歴史を感じるとともに、お花見・紅葉と緑に触れあったり、楽しく体を動かすなら、ぜひ公園に足を運んでみてくださいね!
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